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乙女な三国志(笑)

ネットで知り合った雪さんのオススメ、鄭飛石さんの「小説 三国志」全3巻を読んでいます。
まだようやく上巻を読み終わったところなのですが、簡潔な文章で読みやすく、とても面白いですね。
詳しい理由は後述しますが、読み始めてまず感じたのは、「これってまるで、私のために書かれたような小説なんじゃないの?」というくらいの心地よさでした。
何といっても、あの膨大な物語を3巻にまとめてしまう手際のよさ。
あくまでも蜀を中心に据えた構成なので、正直魏や呉についてはかなり端折られている部分も多く、私のように蜀大好き!という以外の方は、いささか物足りなさを感じられるかもしれません。まあ、それくらい大胆に再構成してあるからこそ、この分量でまとめることができたわけですが…。その分、蜀が好きな人にはこたえられない面白さと密度の濃さだといえるでしょう。
私なんて、普通の三国志小説を読んでいても、好きなところ(蜀関連のところですね…笑)だけ飛ばし読みしてしまう人ですから(爆)、蜀を中心に語られるこの作品は本当に願ったり叶ったりなんですよね〜。(^_^;)
さらに、おそらく今までのどの三国志よりも女性に光があてられているんです。
劉備の初恋の女性、二人の奥方、関羽が愛した女性、張飛の奥さん…などなど、みんなきちんと名前があって、存在感があって、実に生き生きと息づいているんですね。
単なる英雄豪傑たちの添え物じゃない、凛とした女性が描かれていて、この部分にとても共感しました。ある意味、私が「書きたい」と思ってきた三国志に一番近い視点を持った作家さんなのかもしれないですね。
大まかな筋立ては演義を基にしているものの、今までの三国志とは違う作者独自の目線が随所に感じられ、ステレオタイプではない人物像に新鮮味があって、私的には非常に好感を覚えました。
曹操はかなりな悪人ですが;; 呂布などはむしろ普通にかっこいい人だし、脇役の人たちもそれぞれに魅力的です。
関平や姜維もとてもかっこよく描かれていて、そのあたりも私としてはすっごくうれしい!

雪さん、ほんとにステキな本をご紹介いただき、ありがとうございました。
まだ後2巻残っていますが、今は一日も早く最後まで読みきりたいなあと思っています。

author:千華, category:三度のメシより三国志。, 22:32
comments(4), trackbacks(0)
Comment
こんばんは。
こんな三国志あったんですね?
わたしもそのうち読んでみよう・・・
って、ほんと、最近ぜんぜん本が読めなくて〜
千華さんってあらためて凄いわって思う。
なんだかんだいって、精力的ですよね〜?
気持ちが若いのが一番かな? (^^)
三国志といえば、
今日、晩御飯時に息子が「ユートピアってなんのことだっけ?」って言うから、「あ〜それは、ナントカ郷・・・えっと、なんだっけ? とう・・・ああ、桃源郷だ。」
って言ったら、
「ああ! あの関羽と張飛の誓いのやつ?」
って、それは桃園だろ? それに、一番肝心な人物が抜けてるけど・・・
いつに間に読んだの?って聞いたら、白井三国志のマンガから興味をもって、そのへんに転がしておいた青い鳥文庫かなんかのを読んだらしい。
受験勉強でそんな暇ないはずたったが・・・喜んでいいのか悲しんでいいのか・・・(^^;)
でも、やはり本はそのへんに転がしておくもんだ、と思った。
手に取れるところにあるからつい読みたくなるんだもんね。
これは、片付けられないんじゃないよ? 母の計略なの!!
うさんぽ, 2010/10/30 8:45 PM
うさんぽさん、こちらにもコメントありがとうございます。
いえいえ、相変わらず時間の使い方が下手で、友人から借りたDVDも全然見れないし、創作は全くできないし、サイトも放置しっぱなしだし;;
でも、この本はなんかモリモリ読めました(笑)。…といっても、まだ途中ですけど。
とにかくすごく面白くて、文章もさほど難しくないので、ほんとにすらすら読めちゃうんですよ。
蜀好きな人にはオススメです! うさんぽさんも、機会があればぜひ読んでみてください。

息子さんも三国志に手を染められたんですね(笑)。
白井三国志は、三国志をよく知っている私たちが読んでもものすごく面白いですもの。(^^)
きっかけはなんであれ、そこから興味を持ってくれるのはうれしいものです。うちの息子は、最初は例の劇場版アニメですが、その後はひたすらゲームで三国志に親しんでましたからね〜。
お母さんの計略、見事に決まりましたね!
千華, 2010/10/30 11:13 PM
千華さん、こんばんは。
私も、この三国志の魅力の一つは「読み易さ」だと思っています。
なんと言うか・・・あんまり堅苦しくないと言うか・・(^^;
何でも、「三国無双」で三国志に興味を持ったウチの兄が、「なるべく分かり易いヤツ」を買おうとして、書店でいろいろと立ち読みをした結果、最終的にたどり着いたのがこの本だったらしいです。
その後、同じく「三国無双」の影響で三国志を読みたくなった私が、兄からこの本を貸してもらうことになったのですが、当時小学生だった私には、この適度に力の抜けた(?)文章が本当にありがたかったのを覚えています。
それからやっぱり、千華さんも書かれている通り、女性の描き方がすごく素敵ですよね〜。
みんなしっかりと自分を持っていて、凛としていると言うか・・・
同じ女性としてなんだか憧れちゃいます(^^)
中・下巻でもたくさんの魅力的な女性が登場するので、是非読んでみてくださいね。



雪, 2010/11/01 1:24 AM
雪さん、コメントありがとうございます。
お返事がおそくなってしまって申し訳ありません。m(__)m
雪さんに紹介していただいた鄭飛石さんの「三国志」、ほんとにすごく読みやすいですね。難しい言葉もあまりでてきませんし。それでいて各場面が生き生きと描かれていて、読み進めるのが楽しくてしかたない、っていう感じで。
登場人物も、ものすごい超人じゃないけど、それぞれ人間味があって魅力的です。
1巻で印象に残っているところというと、私としては、呂布がけっこういいひとに描かれていたこと。あと、悪役っぽく描かれている曹操ですが、荀と玄徳について話す場面で、「あれは竜だ。…玄徳はいま水を得たが、まだ波間に未を潜めたままでいる。自ら課した仁義の狭間で身動きもできずにいるが、誰かがあの男の腹中に入って殻を破ったとき、必ずや天下に風雲を呼ぶであろう。そのときこそわしは命をかけて雌雄を決する」と言い、「その時を見たい」と言いますよね。この曹操が実に大きくてかっこいい男に思えて、素敵だなあ…なんて思ってしまいました。
もちろん、劉備や関羽や張飛も普通にかっこいいんですけどね(笑)。
女性陣の中では、糜竺の妹(糜ケイ)がダントツにかっこいい!趙雲に惚れられるなんて…うらやましすぎる〜〜。(^_^;)
今後の展開がとっても楽しみです。
千華, 2010/11/05 10:21 PM









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